ブログアフィリエイトはファンを獲得できれば安定した成果を出せる手法です。
ファンとの交流を楽しむこともでき、人生を豊かにしてくれるものにもなります。

しかし、公務員はブログアフィリエイトの特徴を活かすことができず、当局にばれれば懲戒処分を受けるおそれすらあります。

運営するブログでアフィリエイトを始めてしまう前に、その危険性を理解しておくことが重要です。


ブログアフィリエイトとは

ブログアフィリエイトとは、文字通りブログを使ったアフィリエイトのことです。

ブログの特徴

ブログは、ウェブログ(ウェブにログする)の略称で、覚え書きや論評などを記すウェブサイトのことです。
更新が簡単で、ウェブ上での交流を促す機能を有するといった特徴があります。

ブログは「日記風の簡易型ホームページ」と説明されることもあるように、個人的な体験や特定のトピック等について、時系列で比較的頻繁に記録される情報をウェブ上に記録・公開するものです。
そのため、運営者の個性が表れやすくなります。

また、ウェブ上での交流を促す機能として、読者が意見や感想を投稿できるコメントや他のブログから特定記事にリンクすることができるトラックバック等を備えています。

ブログを運営していくことで、運営者の個性を明確にするとともに、ウェブ上での交流を促進し、訪問者との信頼関係を築いていくことが可能になります。

アフィリエイトの特徴

アフィリエイトとは、ブログやホームページ等の運営者が任意に選択した広告を表示し、訪問者がその広告を経由(クリック)して商品やサービスを購入する等した場合に、広告主から報酬が支払われる仕組みのことです。

運営者のおすすめする商品を訪問者が購入することで、広告主から報酬が支払われることになります。

ブログアフィリエイトの特徴

ブログアフィリエイトでは、ブログの特徴を活かすことが重要になります。
頻繁に情報発信することで運営者の個性を明確するとともに、訪問者との信頼関係を構築することでファンを獲得し、このファンを対象にアフィリエイトをするのです。

同じ商品でも、信頼する人から買いたいと思うのが人間です。
信頼する運営者がおすすめしているのであれば、ファンはその商品を安心して購入するようになるでしょう。

より多くのファンを獲得できればアフィリエイトの成果が安定しますし、ファンとの信頼関係が強固になればより成果も大きくなっていくでしょう。

ブログアフィリエイトは運営者がばれやすい

ファンを獲得するためには運営者の個性を表に出していく必要があります。
また、ファンを獲得するためにはある程度運営者の個人的な情報を話す必要がある場面も出てくるかもしれません。
これらは運営者個人の特定につながりかねないものです。

効果的なブログアフィリエイトのためにはある程度の自己開示、運営者個人の情報を公開していくことも必要になります。
しかし、同時に個人特定のリスクを冒すことにもなります。

公務員のアフィリエイトはばれると懲戒処分

国家公務員は国家公務員法第103条第1項で、地方公務員は地方公務員法第38条で副業が制限されています。
例外として、人事院の承認または任命権者の許可を得ることで副業が認められます(国家公務員法第103条第2項、地方公務員法第38条)が、アフィリエイトは承認または許可を得ることが通常できません(人事院規則14―8(営利企業の役員等との兼業)及び人事院規則14―8(営利企業の役員等との兼業)の運用について)。

もし、公務員がアフィリエイトをしていることが当局にばれれば、懲戒処分の対象になります。

公務員はブログアフィリエイトを活かしきれない

ブログアフィリエイトで重要なのは、ファンとの関係を活かすことで、そのためにはある程度運営者が特定されるリスクを取る必要があります。
一方、公務員がアフィリエイトをしていることが当局にばれると懲戒処分の対象となってしまいまうので、運営者情報はあまり出さないことが得策です。

公務員はブログアフィリエイトの特徴を活かすことができません。
運営者がばれないように工夫しつつ、ブログアフィリエイトの成果を高めようとするのは至難の業といえるでしょう。

公務員にはブログアフィリエイトは向いていないのです。