公務員は不動産投資でカモられやすいといわれます。
その理由は一言です。

「坊やだからさ」

公務員は比較的大きな資金調達能力があるにもかかわらず、世間知らずです。
業者の言うがままになりやすい傾向があるので、「おいしいお客さん」とみなされています。

なぜ公務員は不動産投資でカモられてしまうのか

不動産投資でカモにならないためには、十分な知識を身につけ、業者任せにするのではなく業者を使いこなしていくことが重要です。

公務員は「おいしいお客さん」

勤務時間に、執務室の端から順番にマンション投資の営業電話がかかってくることがあります。
新人研修でしょうか、どこからか手に入れた電話番号簿の上から順にかけているのでしょう。
ムダなように見えるのですが、こうした電話はかかり続けます。
業者にとって公務員は「おいしいお客さん」ですから、何人かでも引っかかってくれれば十分なのです。

公務員は比較的資金調達能力が高い

公務員は安定した収入があり、勤務先に大きな信用があります。
また、失職することはほぼなく、自己破産のおそれも大きくありません。
そのため貸し倒れリスクが少ないと評価され、金融機関から有利な条件で融資を受けやすくなっています。

金融機関からの融資で資金調達しやすい公務員は、大金こそないものの、中金を持つことができます。
この資金調達能力を業者に狙われるのです。

公務員は世間知らず

公務員には世間知らずが多いのは事実です。
業者もそう思っていますし、ほかならぬ公務員もある程度自覚しています。
それでも自分がカモになるとは想像しないほど世間知らずです。

知っている業者といえば、役所に出入りしているような従順な者だけですから、業者は自分をちやほやしてくれるものと感じているかもしれません。
しかし、それは業務が儲けようとしているのが役所からであって、公務員個人から儲けようとはしていないからです。
あなたが儲けの対象になれば、業者のやり方はまったく違うものになります。

新卒から定年まで、再任用まで含めるとその後も公務員として勤める人がほとんどで、中途採用者は多くはありません。
アルバイト程度の経験はあっても、民間経験がある職員は少数です。
業者がどう考えるか、実感としてわからないのです。

世間知らずの公務員が不動産投資をすれば、業者のいいようにカモられます。

業者の言うがままになりやすい

不動産投資は公務員に向いているという理由だけで不動産投資をはじめる公務員が少なくありません。
偏差値で進学先を決めるように、不動産投資をはじめてしまうのです。

そもそも不動産にそれほど関心がありませんから、不動産投資に必要な基本的な知識も多くありません。
不動産投資は不労所得で儲かるという思い込みもあり、まじめに勉強する気も起きません。

自然と業者任せになり、業者の言うがままになってカモられるのです。

不動産投資でカモにならないために

不動産投資でカモにならないためには、知識を身につけ、業者任せにするのではなく業者を使いこなしていくことが重要です。

知識を身につける

不動産投資に必要な知識は膨大です。
すべてを一度に身につけることはできませんので、常に勉強していくことが重要です。

不動産に関する基本的な知識

不動産投資は不労所得ですが、それを得るためには多くのことを学ばなければなりません。
不動産について知ることはもちろん、民法をはじめとする法律や都市計画法や建築基準法等の公法的な規制について知らなければなりません。
経営学や会計に関する知識や経済的な知識も欠かせませんです。
また、保険や融資に関することも知らなければならないでしょう。

すべてを一度に覚えることはできません。
こつこつと日々勉強していくしかありません。

不動産投資は「投資」である

不動産投資での不動産は、長期ローンで購入して所有し続ける「マイホーム」「終の棲家」ではなく、購入から売却するまでの間に収益を得るための「投資物件」です。
売却してはじめて利益が確定するのですから、不動産投資ではより高い価格で売却する出口戦略が非常に重要です。
購入する時点で売却を考えなくてはなりません。

物件に対する考え方が根本的に異なるのです。

不動産投資にノーリスクはあり得ない

期待収益率が高い場合には不確実性も高まる、いわゆる「ハイリスク・ハイリターン」が投資の原則です。
これが意味するのは、「収益を得るにはそれに見合ったリスクを負う必要がある」ということです。

ノーリスクの投資をしたいのなら国債を買うべきです。
投資では収益を得るのに相応のリスクを負わないということはあり得ません。

業者の目的はあなたを儲けさせることではない

業者の使命は利益を出すことで、それが存在理由です。
彼らは自己の利益最大化を目指しているのであって、顧客の利益はその範囲で最適化するものです。
業者は善意で顧客を儲けさせようとしているのではありません。

業者任せにしていれば業者は当然自己の利益を最大化しようとします。
法律に違反しなければそれを咎めることはできません。

業者を使いこなすためには

不動産投資でカモにされないためには、業者任せにしてはいけません。
何をしたいかを明確にして、業者には方法を考えさせるようにするのです。

例えば、物件の購入にあたっては、どのような物件をいくらで購入し、どの程度の利回りで回し、何年後にいくらで売却するのか、希望を明確にします。
そして、そのような物件を業者に探させるようにするのです。

だだ、こういったやり方を受け容れない業者も多いと思います。
それは手間ばかりかかって自分たちが思うように儲けられれないからです。

業者を使いこなすためには彼らにとっては迷惑な客になりましょう。
彼らを喜ばすために不動産投資をするわけではないのですから。

不動産投資でカモられないために

不動産投資は公務員の副業に向いています。
だからといって、公務員が不動産投資をはじめれば必ずうまくいくかといえば、そうではありません。
実際に不動産投資で失敗している職員も少なからずいます。

不動産投資でカモにならないためには、十分な知識を身につけ、業者任せにするのではなく業者を使いこなしていくことが重要なのです。